借金の完済をゴールとしない借金返済計画


多重債務状態になって借金の返済が大変になってきますと、誰しも早くその状況から脱出したいと考えます。

返済が困難になればなるほど、焦りと危機感から必死になって借金を終わらせようと、ひたすら完済の日を目指した借金返済計画を立てて頑張ります。

私もそうでした。

かつて月々の返済が苦しい状況が続いた時には、早くこの借金をなんとかしなくてはならないという悲壮感さえ漂う必死さでした。

もがけばもがく程に借金に焦り、とてもじゃないですけど他人を思いやる気持ちなど持てませんでした。

人を羨む気持ちばかりが先行して、どんどん自分を見失っていきました。

借金の完済をゴールとしない借金返済計画。

とにかくこの借金を終わらせることが(第一優先ではなく)最優先となり、生活のすべてを借金返済に結び付くように変えていました。

変えていったというよりは、変わっていったという表現のほうが正確かもしれません。

当然そこには、生活の中に心からの笑顔も色味もありませんでした。

本当の幸せになるには「借金がなくならないといけない」とも考えるようにもなり、それまではどんなに楽しいことも喜べない精神状態に陥りました。

そうなりますと、早く借金を完済させる必要に迫られますから、とにかく借金を完済することを目標にした返済計画を立ててしまいます。

それはそれで一つのモチベーションになるとは思うのですが、借金を完済しても人生は続きます。

そして、いま苦しんでいる地獄のような借金生活も同じ人生です。

同じ人生ではあるのですけど、多重債務者が借金を背負っている時はそれが望んだ人生ではないという心理が強く働いて「借金生活」を人生から否認してしまいます。

多重債務者の心理

実際は同じ人生と思えないのが多重債務者の心理です。

そういう私も、借金がゼロになって完済して始めて人生の再出発だという気持ちも強く持っていました。

借金の有無に関係なく同じ人生でも、返済に苦しむ生活とそうでない生活は精神的に「天国と地獄」や「天と地」ほどの違いがありますので、とてもじゃないですけど同じ人生と考えることはできず、少なくとも私にはそういう発想さえ持てませんでした。

現在の借金生活を「お金に失敗した人生」、完済後の生活を「本来の人生」と考えていました。

そしてなかなか、本来の人生への光が見えないまま、どんどん借金返済に追われて焦る気持ちがネガティブな感情に転嫁していきました。

そんな生活の中、徐々に借金返済が軌道に乗り、これなら完済できるという見込みが立った時に気がつきました。

借金を完済してもマイナスが元に戻っただけで、何ひとつプラスがないことに。

当時の私は、借金返済の為に何事も再優先させて生活していました。

ですので完済が近づくのは当たり前のことで、今に思えば、大人が色々なことを我慢し犠牲にして本気で返済しているんだから借金が減らないわけがないのです。

つまり完済のために全てを投げ打って、多くのことを犠牲にしていたのです。

そう取り組まないと返せない状況でした。

そして、借金を返済する為にいちばん犠牲にして失っているものは時間だと気づいたのです。

いま過ごしている時間の1秒、1分の連続が間違いなく人生を積み重ねていく、最低の単位だと思ったのです。

時間を増やすことはできないけど、人を雇うことで2倍の効率をあげるという意味では時間は買うこともできると思いましたけど、過ぎた時間だけは戻ってこないと改めて考えさせられました。

同時に後悔しました、返済できないほどの借金を抱えていることに。

その後悔を薄めるには、完済だけでは物足りないのです。

何故なら、後悔を取り返そうとしても過ぎた時間は巻き戻らないのです。

それは何年後かに借金を完済しても変わらないですし、またその時に思うであろう「借金を悔いる気持ち」も消えない。

また借金返済の為に犠牲にした時間も後悔してしまうと思ったのです。

この先ずっと後悔の連続という人生はは避けたいし引きづりたくありませんでした。

ならば、この返済中に完済後にも活かせることをスキルとして身につけて、これからの行動を借金を完済した後にも繋げていけることで借金返済していくしかないと考えたのです。

それが借金の完済をゴールと位置付けない私の返済計画でした。

完済をゴールとしない借金返済計画

言い換えれば借金地獄の中で人生の希望という道筋を探すということです。

その道が確かなものであれば、いま最優先としている借金返済も必要以上に焦ることなく人生の終わりまで1歩ずつ歩んでいけばいい。

自然と借金の返済も終わるであろうし、完済という日だって通過点にすぎないと考えるようにしました。

そこではじめて私は、借金に苦しむ生活と、完済後の幸せな生活を同じ人生として考えられるようになりました。

その希望の道筋は、借金返済が最優先でなくても完済していけるものでなくてはなりませんので、返済以上に一生懸命になれて頑張れるものでなければなりません。

もちろん借金返済もしていかなくてはなりませんが、どうしようもないほど借金に苦しんでいる時、私はお金より将来に結びつく希望に救われました。

これを続ければ確実に借金も返済できるし、完済した後もしっかりと歩んでいける希望が元気になれました。

借金を完済するという決心は当たり前だと思うのです。

借金返済350万円の為に私らしく変わろうとした2度の決心

借金の返済の悩みは必ず解決します。

本人の望む形で借金が解決するかは人それぞれと思いますけど、いま悩んでいることは必ず解決します。

問題はその後で、借金返済で犠牲にしてしまったことや失った時間は取り戻せません。

ですので、借金の完済をゴールとせず通過点とするような、もっと大きな人生の設計図を苦しい借金生活の中で描くことや、未来の希望を掴むことが借金の悩み苦しみを抜け出す一番大切で必要な借金返済計画だと思います。


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